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医薬品セキュリティ研究会からのメッセージ

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医薬品セキュリティ研究会からのメッセージ

医薬品セキュリティ研究会からのメッセージ

日本で医薬部外品や健康食品、日用品の模倣品のメディア報道が目立った1年でした。毎年、医薬品、医療機器では国際刑事警察機構(INTERPOL)主催のパンゲア作戦で違法なウエブサイトが数千件閉鎖されていますが、翌年にはそれを上回る数のウエブサイトを閉鎖しなければならない状況も続いています。これに対抗する防止活動や判別技術には、日々の地道な監視にはじまり、模様、インキ、ホログラムなどに高度な新技術を導入し、クラウド、ICタグ、ブロックチェーンなどの仕組みも活用されています。ECやSNS、インターネットなど、ネット社会を支えるこれらツールが、守る方にも、攻める方にも利活用されています。オリジナルの製造者が偽造、模倣に対するハードルを上げる一方で、侵入者は、疑念を抱かれない安易な入手方法を提供し消費者に忍び寄っています。
世界ではCOVID-19の検査キット、治療薬、ワクチンの偽造品の押収がまだまだ続いている一方で、COVID-19以外の通常の医薬品・医療機器の偽造品も多数押収されています。
一般社団法人医薬品セキュリティ研究会が発足した2013年9月当時、誰がこのような高度な偽造品、模倣品時代の到来を予測したでしょう。
この状況を踏まえ、医薬品セキュリティ研究会も医薬品に留まらず、今後関連するより広い分野の偽造対策、模倣対策に目を向け、効率的効果的な偽造品・模倣品撲滅に資していきたいと思います。日本及び世界で流通する偽造品・模倣品の蔓延情報、対策・体制、防止技術などを公的セクター、製薬、物流、技術開発の各企業、アカデミアが、オープンな議論を通じ情報交換、意見交換を図り、ニーズとシーズの出会いの場を提供することにより医薬品や関連品の偽造・模倣に対抗する研究開発の進展に貢献することが、医薬品セキュリティ研究会の基本的任務です。
偽造医薬品や低品質医薬品が出回る社会では「SDGs(持続可能な開発目標)3.8」が求める安全で効果的、高品質で安価な必須医薬品やワクチンへのアクセスは達成できません。度重なる偽造品の出現は「ESG(環境、社会、ガバナンス)」の観点で配慮ができているといえるでしょうか?医薬品セキュリティ研究会をご活用いただき、偽造品、模倣品にともに立ち向かおうではありませんか。

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